⛳ 院長からひとこと
こんにちは、みやこ鍼灸整骨院の院長です。暑さがやわらいで、ゴルフにはいちばん気持ちのいい季節になりました。それと足並みをそろえるように、この時期は「ラウンドの翌日に腰が痛くて、体を起こすのがつらい」というご相談が増えてきます。
お話をうかがうと、「打っている最中はそうでもなかった」とおっしゃる方がとても多いんです。腰の痛みは、その場よりあとからじわじわ出てくることがめずらしくありません。
今日は、ゴルフのスイングでなぜ腰に負担が集まるのか、右が痛い方と左が痛い方で何が違うのか、そしてラウンドの前後にできることをお話しします。「痛いけれど、ゴルフはやめたくない」——そのお気持ちを前提にした内容です。
こんな心当たり、ありませんか
- ラウンドの後半から腰が重くなる
- プレー中は平気だったのに、翌朝ベッドから起きるのがつらい
- 腰の片側だけが張る・ズキッとする
- 打ちっぱなしでまとめて100球以上打つことがある
- 前かがみになると痛いが、反らすともっと痛い
- 以前より体が回らなくなったと感じる
ひとつでも当てはまる方は、次のラウンドの前に読んでいただけるとうれしいです。
なぜゴルフのスイングは腰に負担が集まるのか
ゴルフのスイングは、下半身を止めたまま上半身をねじる動きの連続です。専門的には「分離の動き」と呼ばれますが、要するに体をひねる動作と、ブレーキをかける動作を同時に行っているということです。
このとき、本来なら回旋の役割を担うのは胸のうしろ側の背骨(胸椎)と股関節です。ところが腰の背骨(腰椎)は構造上、ねじる方向にはあまり動けません。胸椎と股関節が硬くなっていると、足りない分の回旋を腰が肩代わりすることになり、本来そこまで回るようにできていない場所に、回旋のしわ寄せが集中するのです。
さらにインパクトの瞬間には、腰に体重の数倍にあたる大きな負荷がかかるといわれています。1球ならなんともなくても、1ラウンドで90回、練習場で100球となると話は別です。ゴルフの腰痛が「1発でグキッ」ではなく「後半からじわじわ」「翌日から」という出方をしやすいのは、このためです。
つまり、腰そのものが悪者というより、腰が「肩代わり」させられている状態です。ここが、あとでお伝えするセルフケアの考え方につながります。
右が痛い方・左が痛い方で、原因は違います
「腰が痛い」とひとことで言っても、どちら側が痛むかで、負担のかかり方はまったく別です。ここでは右打ちの方を前提に整理します(左打ちの方は左右を入れ替えてお読みください)。
| 痛む側 | 起こりやすい場面 | 背景にあること |
|---|---|---|
| 右側が痛い | トップ(振り上げた位置)で張る/フォロースルーで伸ばされる感じ | 振り上げで右腰の関節が詰まりやすい。打ち終わりで右側の筋肉が急に引き伸ばされる |
| 左側が痛い | インパクトの瞬間にズキッとする/振り切ったあとに残る | 左足に体重をのせて振り切るため、左腰の関節に圧がかかりやすい。右打ちの方に多いといわれます |
| 両側・真ん中が重い | 後半から全体が重い/翌日に鈍く張る | 前傾姿勢を保つ筋肉の疲れ。カートに乗らず歩く日や、長時間の運転のあとにも重なりやすい |
どの場合も共通しているのは、「腰が繰り返しの動きで疲れている」という点です。その場で一時的に軽くなっても、スイングと体の硬さがそのままなら、次のラウンドで同じところに戻ってきます。
40代以降にとくに増える3つの背景
- 胸椎と股関節が硬くなってきた…若いころと同じ振り幅を出そうとすると、足りない回旋を腰で補うことになります。「前より回らない」と感じている方ほど、腰への肩代わりが増えています。
- 回復に時間がかかるようになった…一般に40代以降は、運動後の疲れや細かなダメージが抜けるまで2〜3日かかるようになるといわれます。翌週も同じ疲れを残したままラウンドすれば、痛みは積み上がります。
- 平日は座りっぱなし、週末だけ全力…デスクワークで固まった股関節とお尻の筋肉のまま、週末に何百回もひねる。この落差そのものが負担です。
言いかえると、年齢のせいで腰が痛いのではなく、体の使い方が昔のままなのが負担になっているということです。ここは工夫できる部分です。
🏥 こんなときは、早めに医療機関へ
- 腰よりもお尻から脚にかけてのしびれ・痛みのほうが強い
- つま先立ちができない/足に力が入らない
- 少し歩くと足がしびれて、休むとまた歩けるを繰り返す
- じっと横になっていてもズキズキと痛む/夜中に痛みで目が覚める
- 排尿・排便にいつもと違う感じがある
- 転倒や打撲のあとに、急に強い痛みが出た
これらは、腰の骨や神経のトラブルが隠れている可能性があります。整形外科などの医療機関を受診してください。当院でも、必要と判断した場合は医療機関の受診をおすすめしています。
ラウンドの前にやっておきたい5つ
特別なトレーニングは要りません。「腰に肩代わりさせない準備」という視点で見ていただければ十分です。
- 朝いちばんの1打の前に、10分の体ほぐし…ゴルフ場に着いてすぐドライバーを全力で振るのが、いちばん危ない場面です。肩を回す、腰をゆっくり左右にひねる、その場で足踏み。これだけでも違います。
- 股関節の前側を伸ばす(左右20〜30秒)…片膝立ちになり、うしろ脚の付け根をゆっくり伸ばします。車で長時間移動してきた朝ほど、ここが縮こまっています。
- お尻を伸ばす(左右20〜30秒)…椅子やカートに座り、片足首をもう片方の膝にのせて、背すじを伸ばしたまま軽く前へ。お尻が硬いと、その分だけ腰がねじれます。
- 胸から上をねじる…椅子に座って両手を胸の前で組み、骨盤は動かさずに上半身だけを左右へ。腰ではなく胸を回す感覚をつかんでおきます。
- 移動の運転でも、こまめに降りる…早朝の長距離運転は、それ自体が腰の負担になります。休憩のたびに車から降りて、30秒でいいので立って腰を伸ばしておきましょう。
ラウンドの後と、翌日の過ごし方
- 終わったあとに5分だけ伸ばす…お尻・太ももの裏・股関節の前。疲れて省略したくなる場面ですが、翌朝のつらさがいちばん変わるのがここです。
- その日はお風呂で温める…張りや重だるさが主な場合は、湯船で温めて血のめぐりを促すほうが楽になりやすいです。ただしズキズキと強く痛む・熱をもっているときは、温めずに休ませてください。
- 帰りの運転で、腰のうしろに1枚はさむ…薄手のタオルを腰のカーブに当てると、前かがみのまま固まりにくくなります。
- 翌日は「休ませる」より「軽く動かす」…痛みが強くなければ、10〜15分の散歩程度に体を動かしておくほうが、こわばりが残りにくいといわれています。
- 連日のラウンド・練習は間を空ける…前回の疲れが抜けきらないうちに次の負担を重ねるのが、慢性化のいちばんの近道です。
痛みが出たときに、やらないほうがよいこと
- 痛いほうへ無理にひねって伸ばす…「伸ばせばほぐれる」と反動をつけてひねるのは、痛めた組織をさらに刺激することがあります。
- 痛い場所を強く押す・強くもむ…炎症が起きている時期に強い刺激を入れると、翌日かえって重くなることがあります。
- 痛み止めを飲んでラウンドを続ける…痛みという合図を消したまま同じ動きを続けると、負担が積み上がってしまいます。
- フォームだけを自己流で大きく変える…かばった打ち方が、今度は膝や肘、手首の痛みにつながることもあります。
- 「年のせい」で片づけてしまう…硬さや筋力は、年齢に関係なく整えていける部分です。
みやこ鍼灸整骨院でのサポート
当院では、痛む腰だけを見るのではなく、その腰に肩代わりをさせている場所——股関節の動き、お尻や太ももの裏の硬さ、胸のうしろ側の回りにくさ、そして左右差——を確認したうえで施術を組み立てます。鍼灸で深い部分のこわばりをゆるめるアプローチと、手技で関節の動きを整えるアプローチを、そのときの状態に合わせて組み合わせています。
「まず体が回るようにしておきたい」という方には、マンツーマンストレッチで、股関節と胸のうしろ側の動きを専任のスタッフと一緒に整えていく方法もご案内しています。ご自身では伸ばしにくい場所まで届くので、「前より回るようになった」と感じていただけることが多いメニューです。
また、ゴルフ場への早朝の運転や、日ごろのデスクワークで固まった腰のご相談もよくお受けしています。広陵町の当院へは、香芝市・五位堂方面、大和高田市からもお越しいただいています。「次のラウンドまでに何とかしたい」という具体的なご相談も歓迎です。
あわせて読みたい記事
🗓️ 診療・混雑のご案内
本日は通常どおり診療しております。ゴルフシーズンのこの時期は、週明けの午前中が混み合うことがあります。ご予約・当日受付ともに承っておりますので、痛みが出た際はお早めにご連絡ください。肩こり、腰痛、頭痛、ひざの痛み、交通事故後のお体のご相談も承っています。
平日・土曜 午前 8:30〜12:00 / 午後 15:00〜20:00
日曜 8:30〜13:00(午後休診)
木曜・祝日 定休日
🌙 夜間予約のご案内(20時以降)
「日中は仕事で時間がとれない」という方へ、20時以降の夜間予約もLINEから承っております。週末のラウンドの前に、腰を整えておきたい——そんなときにも、通いやすい時間をご相談ください。
⭐ Google口コミ・LINE登録
施術を受けて「良かった」「ここに来てよかった」と感じていただけましたら、ぜひGoogleの口コミでご感想をお寄せください。皆さまの声が次の患者さんの励みになります🙏
最新情報・予約案内はLINE公式アカウントから。お友だち追加で当日予約・キャンセル待ち情報をすぐお届けします。
💪 JINgym(併設ジム)情報
「来シーズンは、18ホール最後まで気持ちよく振り切りたい」——そんな方には、当院併設のJINgymもご利用いただけます。スイングの土台になる股関節まわり・お尻・体幹を、今の体力に合わせて無理のない範囲から少しずつ整えていくメニューをご提案しています。運動が久しぶりの方も、まずは体験からどうぞ。







