📋 もくじ
💼 院長からひとこと
こんにちは、みやこ鍼灸整骨院の院長です。夏休みが終わって学校が始まるこの時期、「うちの子、朝どうしても起きられなくて」と、お母さんに連れられて来られる中学生・高校生が毎年いらっしゃいます。
ご本人にうかがうと、たいてい同じことをおっしゃいます。「起きたい気持ちはあるのに、体が動かない」。そして「昼からは、けっこう元気になる」と。
ここが、まわりからいちばん誤解されるところです。午後に元気そうに見えるので、「やっぱり気持ちの問題では」と言われてしまう。けれど、朝に強く出て午後にやわらぐというのは、まさにこのタイプの不調の特徴そのものなんです。
体はこの数年で一気に大きくなりました。その伸びに、血圧や血流を調整する自律神経の育ちがまだ追いついていない——そう考えると、朝のつらさにはちゃんと理由があります。今日は、ご家族に知っておいていただきたいことをお話しさせてください。
「朝起きられない」は、根性の問題ではありません
新学期が始まると、朝起きられない・起きても頭が働かない・立ち上がるとフラッとする——そんなご相談が増えます。とくに小学校高学年から高校生くらいの、体が大きく伸びる時期のお子さんに多く見られます。男の子よりも女の子にやや多いとされ、まじめで我慢強いタイプほど、限界まで言い出せずに抱え込んでしまう傾向があります。
こうした状態は「起立性調節障害(きりつせいちょうせつしょうがい)」と呼ばれます。ひとことで言えば、横になった状態から体を起こしたときに、血圧と脳の血流をうまく保てない状態です。
人が立ち上がると、重力で血液が下半身にたまります。本来はすぐに自律神経が働いて下半身の血管をキュッと締め、心臓に戻る血液を確保して血圧を保つのですが、この切り替えがうまくいかないと脳へ向かう血液が一時的に減り、立ちくらみ・めまい・だるさ・頭痛・吐き気といった症状が出ます。朝は一晩横になっていた直後で、体にとっていちばん切り替えが難しい時間帯です。だから朝がいちばんつらく、午後になると回復してくるのです。
こんなサインが重なっていませんか
医療機関では、次のような症状がいくつ当てはまるかを目安のひとつにしています。ご家庭でも、お子さんの様子を思い浮かべながら確認してみてください。
- 立ち上がったときに立ちくらみ・めまいがする
- 立っていると気分が悪くなる、ひどいと倒れそうになる
- 入浴中や、いやなことを見聞きしたときに気分が悪くなる
- 少し動いただけで動悸や息切れがする
- 朝、なかなか起きられず、午前中は調子が悪い
- 顔色が青白いと言われる
- 食欲がない・朝は食べられない
- ときどきおなかが痛くなる
- 疲れやすい/頭痛が多い
- 乗り物に酔いやすい
- 夜は目がさえてなかなか寝つけない
こうした症状が3つ以上重なり、しかも午前中に強く、午後から夕方にかけてやわらぐという一日の中の波がある場合は、単なる寝不足や夏の疲れではない可能性があります。
🏥 まずは小児科・かかりつけ医にご相談ください
起立性調節障害は、ほかの病気が隠れていないかを確かめたうえで診断されるものです。貧血、甲状腺の異常、心臓の病気、感染症のあとの疲れなど、似た症状を示すものが数多くあります。①朝起きられない状態が2週間以上続いている ②実際に倒れた・意識が遠のいたことがある ③体重が減ってきた ④学校に行けない日が増えている——このような場合は、まず小児科(または内科)を受診してください。血圧や脈の変化を確かめる検査を含めて、状態をきちんとみてもらうことが出発点になります。当院でも、必要と判断した場合は医療機関の受診をおすすめしています。
なぜ、夏休み明けのこの時期に増えるのか
① 生活リズムが後ろにずれたまま学校が始まる
夏休み中は、どうしても就寝も起床も遅くなります。体の中の時計が後ろにずれた状態のまま、9月から急に7時起きに戻すわけですから、体にとってはかなりの負担です。しかも夜ふかしが続くと朝に血圧を上げる準備が間に合わず、起き上がるときの切り替えがいっそう苦しくなります。
② 夏のあいだに水分と塩分が足りていない
汗をかく季節が続いたあとは、体の中をめぐる血液の量そのものが少なめになりがちです。もともと血圧を保つのが苦手なお子さんにとって、これは追い打ちになります。「夏バテが9月まで長引いている」ように見えて、実は起き上がるときの調整がうまくいっていない——というケースは少なくありません。
③ 新学期そのものが、心と体への負荷になる
クラスの人間関係、部活の新チーム、テスト、進路。思春期の環境の変化は、自律神経にそのまま響きます。「学校に行きたくないから起きられない」のではなく、「体が起きられないから、学校のことが不安になる」という順番であることも多いのです。ここを取り違えると、お子さんは二重につらくなります。
④ 体の急成長に、調整するしくみが追いついていない
背が一年で10cm近く伸びるような時期は、心臓から頭までの距離も、血液を送り届ける道のりも一気に長くなります。体の造りが変わったのに、それを調整する自律神経の育ちが少し遅れる。だから成長がひと段落するにつれて、少しずつ楽になっていくお子さんが多いのです。長い目で見れば、出口のある不調です。
ご家庭で今日からできること
医療機関でも、まず土台になるのは生活の中での工夫です。どれも地味ですが、続けるほど差が出ます。
- 水分を多めに…1日あたり1.5〜2リットルを目安に、こまめに飲みます。朝いちばんにコップ1杯飲んでから起き上がるだけでも違います。
- 塩分を極端に減らさない…血圧を保つには塩分も必要です。味噌汁やスープを一杯足すくらいの感覚で構いません(持病がある場合は必ず主治医にご確認ください)。
- 起き上がり方を変える…横になった状態からいきなり立たず、ベッドに30秒座る→頭を下げたままゆっくり立つ。立ち上がったあとも数十秒はその場でとどまります。
- 長く立ちっぱなしにしない…朝礼などで立ち続けるときは、足を組みかえる・かかとを上げ下げする・足踏みをする。ふくらはぎを動かすことが、血液を心臓に戻すポンプになります。
- 日中に体を動かす…毎日15〜30分の散歩程度で十分です。動かない日が続くほど、血圧を保つ力は落ちていきます。
- 夜は光を落とす…寝る1時間前からスマホ・ゲームの画面を控えると、朝の目覚めが変わってきます。夜ふかしを叱るより、「夜の明かりを暗くする」方が現実的です。
そして、ご家族にいちばんお願いしたいのが「朝の声かけ」です。「怠けている」「気合いが足りない」と言われることが、ご本人をいちばん追い込みます。起きられた日を数えるより、「昨日より5分早く体を起こせたね」と、できた側を拾ってあげてください。学校とも早めに状況を共有しておくと、遅刻や欠席のたびに親子で消耗せずにすみます。
首・肩のこりと自律神経のつながり
「朝起きられない」お子さんの体をみせていただくと、首の後ろから肩、背中の上のあたりがガチガチに張っていることがとても多いです。理由はいくつも重なっています。
- スマホ・タブレットの時間が長く、頭が前に出た姿勢が続いている
- 横になって過ごす時間が増え、背中まわりの筋肉が固まりやすい
- 頭痛や気分の悪さをこらえるために、無意識に首肩に力が入っている
首の後ろは、体の緊張とリラックスの切り替えに関わる神経が通っている場所です。ここが張り詰めたままだと、夜になっても体が休むモードに入りにくく、寝つきが悪くなり、翌朝がまたつらい——という悪循環になりがちです。
起立性調節障害そのものを手技でどうにかする、という話ではありません。ただ、「首肩の張り」「寝つきの悪さ」「頭痛」といった、ぐるぐる回っている部分をゆるめることはできます。医療機関での経過観察や生活の工夫と組み合わせて、体が楽になる材料をひとつ増やしていく——それが当院の役割だと考えています。
当院でできること
みやこ鍼灸整骨院では、思春期のお子さんの体調のご相談を、次のような形で承っています。
- 状態の確認と、受診の目安のご案内…症状の出方・時間帯・生活のリズムをうかがい、まず医療機関でみてもらった方がよい場合は、はっきりそうお伝えします。
- 首・肩・背中の緊張をゆるめる施術…力任せに強く押すことはしません。お子さんが怖くない範囲の刺激で、頭を支えている筋肉の張りを整えます。
- 鍼灸によるケア…体が休むモードに入りやすくなるよう、首肩や手足のツボを使って整えていきます。鍼が初めて・怖いというお子さんには、刺さない道具を使った方法もご用意しています。
- 姿勢のくせを整える…頭が前に出た姿勢が続くと、首肩の張りは戻りやすくなります。猫背・巻き肩が気になる場合は、猫背骨盤矯正で体の土台から整えるご提案もしています。
- 体を動かす量を戻していくご相談…休んでいた期間が長いほど、いきなりは戻せません。散歩から部活復帰まで、段階をふんだ戻し方を一緒に考えます。マンツーマンストレッチを、その最初の一歩として使っていただくこともあります。
当院は整骨院の施術と鍼灸の両方をご提案できます。「病院で経過をみてもらっているけれど、家でできることも増やしたい」——そんな段階のご相談もお受けしています。付き添いのお母さん・お父さんのお疲れも、あわせてみさせていただきます。
🌅 朝のつらさ・立ちくらみのご相談は、みやこ鍼灸整骨院へ
広陵町のみやこ鍼灸整骨院では、香芝市・大和高田市・葛城市・河合町・上牧町からもたくさんの方にお越しいただいています。朝起きられない、立ちくらみがする、頭痛が続く——そんなお子さんの体を、首肩の張りや姿勢の面から整えるお手伝いをしています。学校やお仕事の予定に合わせて通っていただけるよう、当日受付・夜20時まで対応しています。「病院に行くほどなのか分からない」という段階でも構いません。どうぞお気軽にご相談ください。
🗓️ 本日の診療・混雑のご案内
本日は通常診療です。ご予約・当日受付ともに承っております。朝の不調や頭痛のご相談はもちろん、肩こり、腰痛、部活動でのスポーツのケガ、交通事故後のむち打ちでお困りの方も、お気軽にお越しください。
平日・土曜 午前 8:30〜12:00 / 午後 15:00〜20:00
日曜 8:30〜13:00(午後休診)
木曜・祝日 定休日
🌙 夜間予約のご案内(20時以降)
「学校のあとでは間に合わない」「仕事帰りに子どもを連れて行きたい」という方へ、20時以降の夜間予約もLINEから承っております。放課後そのまま、お仕事帰りにそのまま——通いやすい時間をご相談ください。
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💪 JINgym(併設ジム)情報
立ち上がったときの血圧を支えているのは、実はふくらはぎと下半身の筋肉のポンプです。当院併設のJINgymでは、下半身・体幹のトレーニングを、お一人おひとりの体力に合わせてご提案しています。休んでいた期間から少しずつ体を戻したい学生さんにも、親子で体力づくりを始めたい方にもご利用いただけます。まずはスタッフまでお気軽にお声がけください。







