📋 もくじ
💼 院長からひとこと
こんにちは、みやこ鍼灸整骨院の院長です。今日は「耳鳴り」と「めまい」についてのお話です。「静かな部屋にいると、耳の奥でキーンという音が鳴りやまない」「立ち上がった瞬間や振り返ったときに、フワッと足元が頼りなくなる」「耳鼻科で検査を受けたけれど、大きな異常はないと言われた」——こうしたご相談が、広陵町を中心に香芝市・大和高田市・橿原市など近隣エリアの方から寄せられます。耳鳴りやめまいはまず医療機関での検査がいちばん大切ですが、検査で異常が見つからないタイプでは、首や肩のこわばり・自律神経の揺らぎが関わっていることがあると言われています。とくにこの季節は、屋外の暑さと室内の冷房の行き来で体が消耗しやすい時期。今日のコラムでは、タイプの見分け方、ご自宅でできるケア、そしてすぐに病院へ行っていただきたいサインまでお伝えします。
はじめに:耳鳴り・めまいは「まず検査」が大原則です
最初にいちばん大事なことをお伝えします。耳鳴りやめまいは、耳や脳の病気が隠れていることがあります。とくに急に片方の耳が聞こえにくくなった、ぐるぐる回るめまいが何時間も続く、耳が詰まった感じと難聴をくり返すといった場合は、突発性難聴やメニエール病など、早めの受診が結果を左右する病気の可能性があります。まずは耳鼻咽喉科で診てもらってください。
🚨 すぐに救急・専門医の受診が必要なサイン
めまいと同時に、激しい頭痛/ろれつが回らない・言葉が出にくい/手足のしびれや力が入らない/物が二重に見える/意識がもうろうとする——これらがある場合は、脳血管の病気の可能性があります。様子を見ずに、脳神経外科・神経内科または救急外来を受診してください。当院の施術の対象ではありません。
そのうえで、「検査では大きな異常がなかった」「原因がはっきりしないと言われた」——このタイプの耳鳴り・めまいで、首や肩のこり、寝不足、ストレス、気温差と一緒に強くなる方は少なくありません。ここから先は、そうした方に向けたお話です。
なぜ「首のこり」が耳鳴り・めまいに関わるの?
首は、頭を支えながら、脳へ向かう血管と、たくさんの神経が通っている場所です。ここが長時間こわばると、いくつかの経路で耳や平衡感覚に影響が出ることがあると考えられています。
ひとつは「自分の頭の傾きを感じ取るセンサー」としての首の役割です。私たちはバランスを、耳の奥(内耳)・目・そして首の筋肉からの情報の三つで取っています。首の筋肉がガチガチに固まると、この情報がうまく届かず、目や耳からの情報とズレて「フワフワする」「地面が頼りない」といった感じにつながることがあります。振り向いたとき、上を向いたときにフラッとするという方は、このタイプかもしれません。
もうひとつは血のめぐりと自律神経です。首の後ろの深いところにある後頭下筋群(頭と首の骨をつなぐ小さな筋肉)や、耳の下から鎖骨に向かう胸鎖乳突筋のまわりには、頭部へ向かう血管と自律神経が集まっています。デスクワークやスマホで頭が前に出た姿勢が続くと、これらの筋肉は頭の重さ(約5〜6kg)をずっと支え続けることになり、緊張が抜けなくなります。この状態が長引くと、耳のまわりの血流や神経の働きが乱れ、耳鳴り・耳の詰まり感・ふらつきが出やすくなると説明されています。
そして自律神経そのものの揺らぎです。睡眠不足・強いストレス・疲労が重なると、体を緊張させる交感神経が優位のままになり、内耳の血流や体のバランス調整がうまくいかなくなると言われます。検査で異常が見つからないめまいの多くは、この自律神経の不調が背景にあるとも指摘されています。「疲れた日の夕方にだけ耳鳴りが強くなる」という方が多いのは、そのためです。
この時期に増える理由——夏の「温度差」と自律神経
夏に耳鳴りやめまいのご相談が増えるのには、はっきりした理由があります。外は35℃近く、室内は冷房で25℃前後。この10℃前後の行き来を1日に何度もくり返すと、体温を調整している自律神経はフル稼働になり、少しずつ消耗していきます。さらに汗による水分・ミネラルの不足、熱帯夜による眠りの浅さ、冷房の風が直接首すじに当たることが重なります。
とくに首の後ろは、皮膚のすぐ下に太い血管が通っている場所です。ここが冷やされ続けると筋肉は縮こまり、こりがさらに強くなります。「夏になると決まって頭が重く、耳鳴りやふらつきが出る」という方は、体質ではなく、環境と疲労の積み重ねである可能性が高いのです。
こんな症状ありませんか?セルフチェック
次のような傾向はありませんか?当てはまる項目が多いほど、首こり・自律神経の関与が考えられます。
- ☐ 疲れた日や夕方に、耳鳴りが強くなる
- ☐ 首や肩を動かしたとき、耳鳴りの高さや大きさが変わる
- ☐ 振り返る・上を向く動作でフワッとする
- ☐ 後頭部から締めつけられるような頭痛を伴う
- ☐ 肩こり・首こりが慢性的にあり、もんでもすぐ戻る
- ☐ 眠りが浅く、朝から体がだるい
- ☐ 冷房の効いた部屋に長時間いることが多い
- ☐ デスクワークやスマホで、頭が前に出た姿勢が続いている
逆に、「ぐるぐる回る強いめまいが数十分〜数時間続く」「片耳の聞こえが急に落ちた」「耳の詰まり感をくり返す」という場合は、首こりのタイプとは分けて考える必要があります。迷ったときは、まず耳鼻咽喉科——これが安全な順番です。
今日からできるセルフケア
ここでご紹介するのは、首まわりの緊張をゆるめ、自律神経が休みやすい状態をつくるためのケアです。めまいの最中には行わず、症状が落ち着いているときに、座った状態で行ってください。気分が悪くなったらすぐに中止しましょう。
① 後頭部のきわを「押さえて待つ」
後頭部の下のふち(髪の生えぎわ)を、両手の親指でそっと押さえます。ぐりぐり動かさず、心地よい圧で10秒キープ→ゆるめるを3セット。ここは頭と首をつなぐ小さな筋肉が集まる場所です。強く揉むより「軽く支えて待つ」ほうが、ゆるみやすいと感じる方が多いところです。
② 耳の下から鎖骨へ、やさしくなでる
顔を左に向けると、右の首すじに斜めの筋(胸鎖乳突筋)が浮き出ます。この筋を手のひら全体で、耳の下から鎖骨に向かって、上から下へゆっくりなでおろします。左右5回ずつ。つまんだり強く押したりしないこと。首の前面には大切な血管があるため、「さする」程度の力で十分です。
③ 首の後ろをあたためる
蒸しタオル(電子レンジで温めたおしぼり)を首の後ろに5分ほど当てます。冷房で冷え固まった筋肉は、ゆるめる前にあたためると変化が出やすくなります。あわせて冷房の風が首すじに直接当たらないよう、風向きを変える・薄いストールを首にかける——この工夫だけでも、夏場の負担はずいぶん変わります。
④ 「耳鳴りを気にしない時間」をつくる
耳鳴りは静かな場所ほど大きく感じられ、意識するほど気になるという性質があります。就寝時に小さな音量で音楽や扇風機の音を流しておくと、音が気になりにくくなる方もいます。また寝る1時間前にスマホを置く・湯船につかる・呼吸をゆっくり長く吐く——こうした眠りの質を上げる工夫は、自律神経にとっていちばんの回復手段です。
当院でできること
みやこ鍼灸整骨院では、まず「いつ・どんなときに強くなるか」を丁寧にお伺いするところから始めます。お仕事の姿勢、睡眠の状況、冷房環境、症状が出はじめた時期——そのうえで、首・肩・背中の筋肉のこわばり、頭の位置、あごや呼吸の状態を確認します。
施術では、後頭部のきわ・首すじ・肩甲骨まわりのこわばりを手技でゆるめ、必要に応じて鍼灸によるケアを組み合わせます。鍼は「東洋医学的に体全体の巡りを整える」考え方と相性がよく、首肩のこりと合わせてご相談いただくことが多いケアです。鍼が苦手な方は手技だけ、お灸だけでも構いませんので、遠慮なくお伝えください。頭の位置が前に出ている方には、姿勢そのものへのアプローチもご提案します。
なお、交通事故のあとに、首の痛みと一緒にめまい・耳鳴り・頭痛が出てくるケースもあります。事故後にこうした症状が続いている方は、交通事故施術のページもご覧ください。自賠責保険でのご相談を承っています。
大切なのは、「検査で異常がないから、我慢するしかない」と一人で抱え込まないことです。首肩のこわばりや生活リズムという、手をつけられるところから整えていくと、体は少しずつ変わっていきます。広陵町を中心に、香芝市・大和高田市・橿原市など近隣エリアの方からのご相談も承っています。
耳鳴り・めまいと一緒にある首肩のこりも、LINEからお気軽に
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本日は通常診療です。ご予約・当日受付ともに承っております。耳鳴り・めまいと一緒に出る首肩のこりのご相談はもちろん、肩こり、腰痛、頭痛でお困りの方も、お気軽にお越しください。
平日・土曜 午前 8:30〜12:00 / 午後 15:00〜20:00
日曜 8:30〜13:00(午後休診)
木曜・祝日 定休日
🌙 夜間予約のご案内(20時以降)
「日中は仕事で通えない」という方へ、20時以降の夜間予約もLINEから承っております。耳鳴りやふらつきは、疲れがたまった夕方以降に強くなりやすいもの。その日の緊張はその日のうちにゆるめておくと、眠りの質も変わってきます。お仕事帰りにも通いやすい時間をご用意していますので、ご都合に合わせてお気軽にご相談ください。
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自律神経を整えるうえで、体を動かす習慣はとても心強い味方になります。当院併設のJINgymでは、首や肩に負担をかけない軽い有酸素運動、肩甲骨まわりをほぐす動き、呼吸を深くする体幹づくりを、お一人おひとりの体調に合わせてご提案しています。「疲れやすい」「運動は苦手」という方でも、無理のない強度から始められるのが利点です。めまいがあるときは無理をせず、体調に合わせて進めますので、気になる方はスタッフまでお気軽にお声がけください。







